カンノのひとりごと

英語の成績をあげたい人は、もっと国語を学ばないと!

みなさん、こんにちは。

作文講師の菅野恭子です。学習塾シンクスで作文クラスを担当しています。

 

先日のこと。

中3生に英語を教えていたときのこと。

ちょうど関係代名詞を学ぶ単元でした。関係代名詞といえば、中学英語の中でも躓きやすいところです。

では、英語の話はいったん置いておいて、国語の質問です。

つぎの文の主語と述語を答えてみてください。だれがどうした、という文の基本構成をみつけられるかどうかがポイントです。

  1. これは昨日お母さんが買ってきた本です。
  2. 10年前に彼が建てた大きな家はこの町でいちばん有名だ。

さて、わかりますか?

では、①はどうでしょう?

主語は? 述語は?

まさか、お母さんを主語にしたりしてませんよね?

②はどうでしょう?

彼を主語にした人、いますか?

 

①は、「これは」が主語、「本です」が述語。

②は、「家は」が主語、「有名だ」が述語。

関係代名詞の話じゃなかったの? という方、はい、ここでやっと関係代名詞の話題に入ります。

関係代名詞がさっぱりわからないという子は、この、主語と述語選びに難航してしまいます。

①の主語をお母さんと選んでしまったら、関係代名詞の役割が見えてこなくなってしまいます。母国語の文の基本構造がわからないのですから、外国語が理解できるわけ、ありませんよね。

躓きの大きな原因のひとつには、日本語が理解できていないことがあります。

小学生で会話重視、コミュニケーション重視の英語学習への取り組みが行われているといっても、実際に中学で学ぶ英語は、文法が理解できないと得点が取れません。

それには、まず、日本語すなわち国語力がないと、話にならないのです。

 

なにはともあれ英語をやらせなきゃ!

そういって、幼稚園のころから英語を学ばせる親御さんも多いですね。

でも、そういう子たち、実際に成長する過程で英語ペラペラになったでしょうか?

その後、継続して英語学習への意欲がもてるかどうかも大きいでしょうが、大半が、やってもやらなくても同じだったね……という状態になっていると推測されます。(個人的調べですが)

 

それなら、一生通用する国語力を身につけることが先決。

中学英語も乗り切れますし、いまや、優れた英語学習の教材が豊富にあり、正しい学習方法を継続することができれば、日本にいながらネイティブレベルの英語力を得ることは可能です。現に、国産バイリンガルと呼ばれる若い人たちがいろいろな場で活躍しています。

 

というわけで、もっと国語を学ばないと! と思う今日この頃です。

作文の学習は、書く力に加え、読む力もあわせて学べる、国語力をつけるにはうってつけの学習です。

 

 

ABOUT ME
菅野恭子
筑波大学第二学群日本語・日本文化学類卒。 作文指導に定評のある言葉の森にて指導に携わる。 現在、言葉の森の教材・指導法にてシンクス東品川教室・シンクス上永谷教室・シンクス阪東橋教室で作文教室開講中。 2000年2001年2002年生まれの三兄弟の母。