みなさん、こんにちは!
作文講師の菅野恭子です。学習塾シンクスで作文クラスを担当しています。
土曜日は、シンクス東品川の作文クラスの日。
今週の小6の作文課題は、「私の名前」でした。
自分の名前は誰がつけてくれたのか、どんな由来があるのか、みなさんご存知ですか?
自分の名前は、自分のものでありながら、自分では決して選ぶことができないものです。
人生ではじめてもらうプレゼントとも言えますね。
人生でいちばん耳にすることが多いのも、自分の名前ではないかと思います。
そんな身近な自分の名前。
作文を書くには、その由来について、親に聞いてみる必要があります。
ここで生まれる会話が、子どもとっては、自分が愛されて生まれてきたと感じることができる心地よい時間のようです。
今日、この課題で書いてくれた女の子も、名付け親であるお母さんの思いを理解したようでした。
自分の名前の由来についてお母さんに聞いているときのことを、
「母の一生懸命な顔が心に残った」
「自分の名前について話をされるのが、なんだかとてもうれしかった」
と、書いてくれました。
ちなみにこの子の名前には、まわりに花が咲くような存在になってほしいという願いが込められているそうです。
自分の名前にそんな素敵な意味が込められていたのかと思ったら、とても嬉しくなりますし、その名前にふさわしい人になろうと考えますよね。
読んでいる私まで、親御さんの愛に触れ、ほっこり温かい気持ちになります。
名前には、生まれたばかりの命への、愛や、願いや期待が込められています。
小6という多感な時期に、そういった親の思いを改めて実感できるのは、とてもよい機会ではないでしょうか。毎年、この課題を指導するときには、そう思うのです。