カンノのひとりごと

8歳までに何よりも国語力をつけるべき理由

国語力が鍵を握る!のびのび育てながら、地域トップレベル進学を目指す方法

親として、子どもをのびのび育てたいという願いと、将来トップレベルの学校への進学を期待する気持ちの両立に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。のびのびと子どもらしい時間を過ごせる時期に、全てを犠牲にして受験対策をすることに疑問を抱く方もいるはず。

実は、この二つの願いを叶える秘訣があります。それは、8歳までに国語力をしっかり身につけることです。

なぜ国語力が重要なのか?

国語力は、すべての学習の基礎となる能力です。読解力、表現力、思考力など、国語で培われるスキルは、他の教科の学習にも直結します。8歳までに、何よりもまず国語力を身につけることが大事です。国語力を磨くことには、次のようなメリットがあります:

  1. 国語力は全ての教科の土台
    国語力があると、教科書や問題文の理解が早くなります。これにより、数学や理科、社会などの学習効率が大幅に向上します。
  2. 自主学習能力の向上
    読解力が高まると、自分で教材を読み解く力がつきます。これは、受験勉強時の自主学習に大きく役立ちます。
  3. 思考力・表現力の発達
    作文や読書を通じて培われる思考力と表現力は、入試の小論文や面接で威力を発揮します。
  4. 学習意欲の向上
    文章を正確に理解できることで、学ぶ楽しさを実感し、学習意欲が高まります。

8歳までに国語力を伸ばす方法

国語力を伸ばすために、詰め込み教育は必要ありません。親子の時間を楽しみながら自然に育むことができます。

  1. 読書
    読み聞かせを始め、様々なジャンルの本を読むことで、語彙力と読解力が向上します。書店や図書館を活用し、子どもの興味に合わせて本を選びましょう。親子ともに読書をするのが当たり前の環境を作ることが大切です。
  2. 家族での対話
    子ども扱いせずに、さまざまな話題を、大人の語彙を用いて対話をしましょう。単語だけで成立する会話ではなく、しっかりと助詞を使った文を用います。日常的な会話の中で、「なぜ?」「どうして?」と問いかけ、子どもの思考力を刺激します。
  3. 作文・日記習慣
    毎日、簡単な日記をつけたり、週末など時間のあるときに作文に取り組んだりすることで、表現力を磨きましょう。
  4. 音読の実践
    音読は、文章の理解力と記憶力を高めます。特に8歳までは、音読は欠かせません。朝ごはんの前や、寝る前に、音読タイムを設けるのもよいでしょう。
  5. 言葉遊びの活用
    しりとりや早口言葉、カルタなど、親子で遊びながら語彙を増やすことができます。

受験に向けての学習へのスムーズな移行

8歳までに国語力をしっかり身につけておくと、その後の学習、特に受験に向けての勉強にスムーズに移行できます。その理由は、次のとおりです。

  • 読解力が高いため、問題文の理解が早く、効率的に学習できる
  • 豊富な語彙力により、難しい文章も抵抗なく読める
  • 思考力が育っているため、応用問題にも対応できる
  • 表現力があるため、記述問題や小論文で自分の考えを的確に伝えられる

まとめ

子どもをのびのび育てながら、トップレベルの学校進学を目指すためには、8歳までの国語力育成が鍵となります。楽しみながら国語力を磨くことで、子どもの可能性を最大限に引き出し、将来の学習や受験に向けて強固な基盤を作ることができるのです。子どもの成長に合わせて、無理のない範囲で国語力を育む環境を整えていきましょう。それが、のびのびとした子育てと高い学力の両立への近道となるのです。

ABOUT ME
きょうこ先生
2003年より作文指導に携わる。東京(品川)横浜にて対面指導。 現在はオンラインをメインに、愛媛県松山市にて対面指導を行っている。長く続けてくださる生徒さんが多いのが自慢!(平均5〜6年。最長は13年!) 作文がスラスラ書けるようになった、国語の成績がぐ〜んと上がったという声はもちろんのこと、自分の意見が言えるようになった、コミュニケーション力が上がった、親子の会話が増えたなどの声も多くいただく。