みなさん、こんにちは。
作文講師の菅野恭子です。学習塾シンクスで作文クラスを担当しています。
小4の2.2週の課題は「涙がぽろり」でした。
みなさんはどんなときに泣きますか?
感動したとき、悲しかったとき、痛かったとき、さみしいとき、くやしいとき……と、涙を流すシーンも様々だと思います。
ちなみに私は涙腺がもろく、泣くことが多いです。15秒のCMを見ても泣けます(笑)
涙が流れる様子はどう表現したらよいか
タイトルにもつけましたが、涙が流れる様は、どう表現しますか?
クラスの中で、「涙が垂れた」と書いてくれた子がいました。
垂れたという言葉には、しずくになって落ちるという意味がありますので、もちろん間違っているわけではありません。
でも、「鼻水が垂れる」というように、なんとなく、涙よりは鼻水をイメージしてしまう言葉ではないかと考えられます。
たとえば、「涙がこぼれた」「涙がこぼれ落ちた」「涙がじわっとあふれた」などの表現を使ったとしたら……。
より鮮明に「涙」のイメージがわいてきませんか?
知っている表現は、思い切って使ってみよう
もちろんこの子は、「涙がこぼれた」などの表現に触れたことがあると思います。でも、いざ自分が書く側に立つと、なんとなく気恥ずかしくて使えないという事態に陥ってしまうのだと想像できます。
カッコつけてるような気もするでしょうしね。
シンクスで書く作文は、練習です。完璧に書きあげるよりも、じゃんじゃん失敗して、次につなげるようにしてほしいのです。
ですから、覚えたての言葉があったら思い切って使ってチャレンジしてほしいと思ってます。
「涙がこぼれた」という表現を知っているなら、自分が作文に書くときも、思い切って「涙がこぼれた」を使ってみましょう。
使ってみて初めて自分の表現になる
読書をして新しい言葉をインプットしたら、作文でアウトプットする。
この習慣がつくと、語彙力がぐんと豊かになります。
読書はよくしているのに書けないというお悩みもよく耳にしますが、それはアウトプットの機会が少ないのかもしれません。
覚えた言葉があったら、日記や作文を書く際に、どんどん使ってみることをおすすめします。