子どもの気持ち

作文上手になるには日常をスルーしないことが大事

学校を休んだ日のたい焼き

先日、レッスンした生徒さんから興味深いお話を聞きました。

風邪気味で学校を休んだ日、お母さんがたい焼きを買ってきてくれたそうです。

そのたい焼きは、麻布十番の浪花家さんのもの。

ここで私は、今まで知らなかったことを教えてもらったのです。

養殖と天然

みなさんは、養殖のたい焼きと天然のたい焼きについて聞いたことがありますか?

この生徒さん、

「浪花家のたい焼きは天然物です。」

と書いたのです。

「天然?」

と思った私。どういうことなのか尋ねてみると、お母様が詳しく教えてくださいました。

天然というのは、一つの型で一つのたい焼きを焼くこと。

反して養殖は、一つの型で何匹ものたい焼きを焼くことなのだそう。

型の違いなのですが、天然の方は、パリッとした薄い皮にあんこぎっしりというたい焼きが焼けるそうです。

およげたい焼きくん

そして、もう一つ、この浪花家さん。

なんと、およげたい焼きくんのモデルになったお店なんだそう。

およげたい焼きくんといえば、私が幼稚園の頃、ポンキッキで観ていました。

かれこれ50年近く前ですね。

そのモデルになったお店がまだあるなんて…

感慨深いものがありますね。

たい焼き御三家

最後にもう一つ!

東京には、たい焼き御三家と呼ばれるたい焼きの名店があるそうです。

今回話題になった麻布十番の浪花家さん。

人形町の柳家さん。

四谷のわかばさん。

この3店舗が御三家なんだそう。

結びが秀逸

今回、学校を休んだ日に食べたたい焼きの作文を書いたこの生徒さん。

毎日、宿題に日記があるんですよ。日記が苦手な子にとっては、苦痛以外の何ものでもない宿題ですが…この子もそのひとりです。

今回の作文は、結びが秀逸だったのです。

先ほど、浪花家さんは、およげたい焼きくんのモデルになったお店だとご紹介しました。

みなさん、歌詞は思い出せますか?

『毎日毎日僕らは鉄板の 上で焼かれて嫌になっちゃうよ🎵』

というものでしたね。

この生徒さん、こんな結びを書いたのです。

「毎日毎日僕らは日記の宿題に追われて嫌になっちゃうよ」

どうですか!?

とてもユニークで、拍手したくなりませんか?

 

日常をスルーしない

こういう遊び心って、何よりも個性を発揮するんです。

書き方のテクニック、文章テクニックは、訓練次第である程度のレベルにまであげることは可能です。

しかし、内容に関しては、テクニックだけでは伸ばせません。

どんな体験をしてきたか、何を見てきたか、何を考えてきたか、感じてきたか…

その子にしかないものを出していくしかないからです。

そして、人がいちばん時間を費やしている日常を、どれだけ濃く生きているか、ここにかかっているように思います。

作文が上手くなるには、日常をスルーしないことが大事!

断言できます。

ABOUT ME
きょうこ先生
2003年より作文指導に携わる。東京(品川)横浜にて対面指導。 現在はオンラインをメインに、愛媛県松山市にて対面指導を行っている。長く続けてくださる生徒さんが多いのが自慢!(平均5〜6年。最長は13年!) 作文がスラスラ書けるようになった、国語の成績がぐ〜んと上がったという声はもちろんのこと、自分の意見が言えるようになった、コミュニケーション力が上がった、親子の会話が増えたなどの声も多くいただく。