みなさん、こんにちは。
作文講師の菅野恭子です。学習塾シンクスで作文クラスを担当しています。
昨日の作文クラスにて、生徒さんがおもしろい本があると教えてくれました。
教えてくれたのは、読書が大好きな小3の生徒さん。
「読書は趣味」
と断言するほどで、児童書はもとより、お母様が読んでいる本を借りることもあるそうです。
今年度の小6課題図書「こんぴら狗」も読んだということなので、学年よりもかなり上の本も手に取っていることがわかります。
その子に、今まで読んだ本の中で印象に残っているものは? と尋ねてみました。
すると、お母さんに借りた在宅医療の現場について書かれた本がとてもおもしろかったと。
彼女が物語意外も読んでいることに驚きましたが、さらに驚いたのはそのあとのことでした。
帰り際、ドアを開けようとしたところで、
「そういえば、もうひとつおもしろい本があった」
と。ふと思い出したように、振り返りました。
「銭天堂っていう、不思議なお菓子屋さんの本があるのね」
というひとことをきっかけに、彼女の銭天堂の紹介がはじまりました。
あまりに熱が入ったせいか、じりじりと身を乗り出すように進んできていたようで、入り口にいた彼女は、話が終わったときには、2~3メートル教室内に移動していました(笑)。
そのくらい銭天堂が好きなのだと、彼女の気持ちが伝わってきました。
その銭天堂というのは、今回ご紹介したい一冊。
「ふしぎ駄菓子屋銭天堂」です。
シリーズ化されていて、現在10まで発売されています。
来月、2019年4月にはふしぎ駄菓子屋銭天堂11が発売予定とのこと。
人気のほどが伺えますね。
ふしぎ駄菓子屋銭天堂のサイトはこちらから。WEB限定書きおろし小説も読めますよ!
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悩んでいる人や困っている人の目の前にふっと現れる不思議な駄菓子屋。それが銭天堂です。
銭天堂の店主、紅子さん、それからやってくるお客さんについて、とても詳しく説明してくれたのですが、読んでみたいと思わせる内容でした。
これだけ内容を把握できて、それを他人に理解できるよう説明できる彼女に感心したのと同時に、こんなふうに銭天堂について話したかったのだろうなあと感じました。
小学生の読書離れが進んでいるというのはよく耳にします。実際、作文クラスの生徒さんの中にも、全く本を読まない子も多いです。
読書が好きな子にとって、
「あの本おもしろかったよね~!」
「うんうん、同じ作者の〇〇も、負けないくらいおもしろいよ!」
と気軽に話ができる機会が、もしかしたらないのかもしれないですね。
銭天堂について嬉々として語る彼女の表情をみていたら、本好きな子が本について楽しくおしゃべりできる場があればいいなあ。。。なんて思ってしまいました。
大人になれば、自分から動いて仲間を探すこともできるでしょうが、小学生ではなかなか難しいですものね。
また、うちの子、本が好きみたいでよく読んでますという方、児童書に限らず大人が読む本もぜひ読ませてあげてください。読みたい、知りたいという意欲があれば、わからない言葉や漢字があっても読めるものです。