感想文の書き方

感想文の書き方【小3 遠くへ旅をする鳥】

みなさん、こんにちは!

学習塾シンクスで作文指導をしている菅野恭子です。

つぎの土曜日は第三週目。

小3、小4の生徒さんは、毎月第三週が感想文課題になります。

感想文はちょっと苦手という子も多いですね。

今日は小3のみんなの感想文課題について、解説しましょう。

渡り鳥について、知ってるかな?

今回の課題長文は、渡り鳥について書かれています。

渡り鳥って知ってますか?

渡り鳥という言葉は知らなくても、ツバメやカモは見たことがある人もいるでしょう。

都会では、もしかしたらカラスくらいしか見たことがない人もいるかもしれませんね。

長文の内容を要約するとつぎのようになります。

遠くへたびをする鳥――わたり鳥のいろいろ―― 

春になると、つばめが南の国からとんできて、巣を作り、ひなを産み育て、秋になるとまた南の国に帰ります。南の国とは、海を越えた遠いフィリピンやインドネシアです。このように春に来て秋に帰る渡り鳥を夏鳥といい、ツバメ、ホトトギス、カッコウなどがいます。

反対に、秋になると北の寒い地域からやってきて春に帰る鳥を冬鳥といいます。ガンやカモ、ツルがいます。

海を越えるほどの長旅でなくても、平野と町のあいだを旅する鳥もいます。ウグイスやヒヨドリ、モズなどがそうです。

ごくまれに旅をしない鳥もいます。みなさんおなじみのカラスやスズメです。

読みながらチェックすること

先月の感想文課題、「牛のお通りで電車がとまる」の記事にも書きましたが、まずはじめにするのは、

いちばん~は~です

という中心を決めること。

  • いちばんおもしろかったのは~
  • いちばん不思議に思ったのは~
  • いちばんすごいと思ったのは~
  • いちばんびっくりしたのは~

というように、自分がいちばん興味をもった部分を取り上げる練習です。

つぎに見つけるのは似た話

いちばん~が見つかったら、つぎにとりかかるのは似た話を探すことです。

今回の長文に似ているなと思う話題を考えてみましょう。

  • 自分もツバメを見たことがある
  • うちの軒下に巣を作っている鳥がいる
  • うちは引っ越しが多いので、渡り鳥の家族みたいだな
  • カラスならいつも学校に行くときに見かけるな

このように、長文の内容と少しでも同じだと思う話を見つけてください。

長文の内容と似た話はないか家族にもインタビューみよう

さっきは自分が持っている似た話を考えました。

つぎは、同じように似た話はないか家族にも聞いてみましょう。

これは、学校の国語で習う調べ学習と同じです。

どんな聞き方をしたら、家族は答えやすいかな?

そんな視点でインタビューすることにチャレンジしてみると、よい話題を引き出すことができますよ。

家族に聞けなかった場合は

お父さんもお母さんも忙しくて時間がなかった、また、ちょっと思い当たることがなかったと言われてしまった……

そんな場合もあるかもしれません。

そのときは、奥の手!

もし~だったら

と、想像した話を考えてみましょう。

たとえば、

  • もし私が渡り鳥だったら、疲れてしまって海に落ちてしまうかも。
  • もし私が渡り鳥だったら、方向音痴だから日本にたどりつけないかも。
  • もし私がカラスだったら、ほかの町に旅をしたくなると思います。

こんな話題なんていかがでしょうか。

長文全体の感想を

ここまで準備ができたら、最後に長文全体のまとめを考えましょう。

渡り鳥ってすごいなと思いました、というような一文のみでもOKです。

まずはなにかひとつ、長文にまつわる思ったことが入れば十分。

全体の流れはこのように

ここまでは大丈夫でしょうか。

準備OKでしたら、書いていきましょう。

4段落構成で書いていきます。

  1. この長文を読んでいちばん~は~です。
  2. わたしにもにた話があります。~~~~~(似た話を書く)
  3. お母さんに聞いてみました。お母さんは~~~~そうです。または「もし~だったら」
  4. この長文を読んで~と思いました。

このような流れで書いていきます。

各段落の書き出しは、まずはこの形を真似してみてください。

おさらいです。

書けるところまででOK

字数に関しては、書けるところまででOKです。

感想文という慣れないことをやっているので、多くの字数を書く必要はありません。

まずは、書き方の流れと、各段落に書くべきポイントをつかむことを目標にしましょう。

参考までに、一例をあげておきます。

 この長文を読んでいちばんおもしろいと思ったのは、ほとんどの鳥は旅をするというのに、カラスやスズメは旅をしないというところです。

私にも似た話があります。うちの近くのごみ箱には、いつもカラスがいます。たまにお手伝いでごみ捨てに行きますが、まるで獲物を狙うかのようにこっちを見ているので、とてもこわいです。

お母さんは、子どものころに、スズメをつかまえて飼ったことがあるそうです。スズメをつかまえるなんてお母さんもカラス並みに怖いなと思いました。

この長文を読んで、カラスやスズメは旅嫌いの引きこもりみたいなもんだなと思いました。

意外と書けそうな気がしてきませんか?

まずは手を動かしてみましょう!!

頑張ってくださいね。

 

ABOUT ME
菅野恭子
筑波大学第二学群日本語・日本文化学類卒。 作文指導に定評のある言葉の森にて指導に携わる。 現在、言葉の森の教材・指導法にてシンクス東品川教室・シンクス上永谷教室・シンクス阪東橋教室で作文教室開講中。 2000年2001年2002年生まれの三兄弟の母。