作文の書き方

「言いました」禁止令

こんにちは!

学習塾シンクスで作文を教えている菅野恭子です。

今日は梅雨らしい雨の1日です。

そのかぎかっこは何色?

うちの真ん中の子は自転車通学。

こんな大雨のときは、電車とバスを乗り継いで登校します。

その場合、通学時間が自転車通学通学の2倍かかるので、朝も、早い時間に家を出ないといけません。

「明日、雨かよ。。。やだなあ、早起きすんの」

ゆうべは、寝る前にそんなことを言っていました。

そのときの表情といったら(笑)

もううんざりという思いがぎゅっと濃縮されているような顔。

声のトーンもかなり低い。

ああ嫌だ。。。

という気持ちが溢れでています。

「明日、雨かよ。。。やだなあ、早起きすんの」

という一言に、感情もくっついているのがわかると思います。

もしもかぎかっこに色がついて見えるとしたら。。。

嫌な気持ちだったら暗い色、幸せな気持ちだったら明るい色の文字に見えるかも。

「言いました」禁止令を課してみよう

今日は、この、会話にくっつく感情を表現してみよう!というお話。

一般的に、会話のかぎかっこのあとは、「言いました」と書くことが多いですね。

どういうこと?という人は、こちらを見てくださいね。

お母さんは、

「今夜は唐揚げでいいかな?」

言いました

私は、

「うん!嬉しい!」

言いました

このようになりますよね。

特に意識せずに書いた場合、このような形になる子が大半でしょう。

作文でちょっと差をつけたい子には、ひとつ、ミッションを与えましょう。

そのミッションとは。。。

「言いました」を使わずに、ほかの言葉で表現してみよう!

です。

シンクスで使っている言葉の森のテキストでいうと、低学年の学習項目の、

★いろいろな言った

の勉強になります。

「言いました」禁止令を自分に課してもらいたいのです。

具体的にどうすればいいの?

まずは参考までに、先ほど紹介したうちの真ん中の子のセリフ、

「明日、雨かよ。。。やだなあ、早起きすんの」

を使ってみましょう。

参考例その1

「明日、雨かよ。。。やだなあ、早起きすんの」

と、うんざりした顔をしました。

 

参考例その2

「明日、雨かよ。。。やだなあ、早起きすんの」

と、この世の終わりみたいな顔をしました。

 

参考例その3

「明日、雨かよ。。。やだなあ、早起きすんの」

と、ガクッと肩を落としました。

どうですか?

イメージがわいてきましたか?

言いましたの代わりツートップ

言いましたの代わりに使える言葉のツートップは、

表情 動作

表情

表情は、

「・・・・・・・」と、にっこりしました。

「・・・・・・・」と、鬼のような顔になりました。

「・・・・・・・」と、目を細めました。

「・・・・・・・」と、さみしそうな顔をしました。

「・・・・・・・」と、しょんぼりしました。

「・・・・・・・」と、むすっとしました。

動作

動作は、

「・・・・・・・」と、驚きました。

「・・・・・・・」と、飛び跳ねました。

「・・・・・・・」と、耳まで真っ赤になりました。

「・・・・・・・」と、ガッツポーズしました。

「・・・・・・・」と、声をあげて笑いました。

 

早速試してみたくなった人もいるのではないでしょうか?

あえて、かぎかっこの中は、・・・・にしています。

どんな会話がぴったり合うか、ちょっと考えてみてください。

一緒に練習してみよう

では、ここで一緒に練習してみましょう。

想像してみてくださいね。

あなたは、今日のテストで100点を取りました。

次のようなセリフを言ったとしましょう。

空いている部分に「表情」「動作」のいずれかを入れてみてね。

嬉しくて

「やったー、100点だ!」

と、        

先生は、

「よく頑張ったね」

と、        

友達は、

「いいなあ、私は0点だった」

と、        

家に帰ってお母さんに見せると、

「すごいね!よかったね!」

と、        

答えの一例

では、答えの一例を。

ここにあげるものでないと間違いというわけではありません。

ほかの言葉でもOK。

もっと上手な表現を思いついた人もたくさんいることでしょう。

答えがひとつではないのが、作文のいいところですね。

 

では、見てみてくださいね。

嬉しくて

「やったー、100点だ!」

と、ぴょんぴょん飛び跳ねました

先生は、

「よく頑張ったね」

と、にっこりしました

友達は、

「いいなあ、私は0点だった」

と、しょんぼりしました

家に帰ってお母さんに見せると、

「すごいね!よかったね!」

と、頭をなでてくれました

 

このような「いろいろな言った」が考えられますね。

次は実戦で生かしてみよう!

作文を書くときは、ぜひ、このことを思い出してみてください。

実践すると、さらに理解が深まりますし、何より自分のものにできます。

 

 

 

 

 

 

 

 

ABOUT ME
菅野恭子
筑波大学第二学群日本語・日本文化学類卒。 作文指導に定評のある言葉の森にて指導に携わる。 現在、言葉の森の教材・指導法にてシンクス東品川教室・シンクス上永谷教室・シンクス阪東橋教室で作文教室開講中。 2000年2001年2002年生まれの三兄弟の母。