作文の書き方

ちょっと差のつく書き出し

書き出しの工夫って?

作文の書き出しといえば、一般的に、

いつ、だれが、どうした

という文が使われます。。

ぼくは、先週の日曜日に、野球の試合に出ました。

このような書き出しですね。
低学年までなら、この書き出しで全く問題ありません。

でも、学年が上がってきたなら、ちょっと差のつく書き出しに挑戦してみませんか?

ここで登場するのが「書き出しの工夫」の項目です。
書き出しを工夫することで、印象的な読み手の心をグイッとつかみましょう。

先ほどの一般的な書き出しを思い出してくださいね。
ぼくは、先週の日曜日に、野球の試合に出ました。

この子が、野球の試合に出て、ホームランを打ったことを書こうとしているとします。

書き出しの工夫を使ったらどうなるか?

たとえば、

「カキーン!」
ぼくが打ったボールはぐんぐんとのびていき、青い空に吸い込まれそうだった。

いちばん訴えたいホームランを打った場面からスタートしてみるのです。

または、このような書き出しも効果的でしょう。

「うおおおおおおお!」
グランドは大歓声に包まれた。

「絶対うってやる!」
ぼくは気合を入れて打席に入った。

臨場感あふれる書き出しで、読み手としては一気に次を読み進めたくなりませんか?

 

おすすめの書き出し

どの子にも取り入れやすいおすすめの書き出しは、会話のかぎかっこ。

自分が言ったひとことや、誰かに言われたひとこと、自分のひとりごと(心の中の声)

いくつか例をあげてみましょう。

「お母さん、ちょっと聞いて。あのね……」

私は、なみだと鼻水を流しながらお母さんにうったえました。

「私、転校することになっちゃったの。」

昨日、いちばんの仲良しの〇〇ちゃんが、こまったような顔をしながら言いました。

「どうしよう。お母さん、絶対怒るだろうなあ。」
私は何度もためいきをつきました。

いかがでしょう?
一般的な書き出しの作文を読んだときよりも、がぜん興味がわいてきませんか?

はじめのかぎかっこに続く一文がまた重要な役割を果たすのですが、こちらは徐々にコツをつかめる子が大半です。
はじめから完璧を目指さずに、まずはかぎかっこで書き出すというところから取り組んでみましょう。

会話以外にも何かあるの?

作文が苦手な子でも取り入れやすいのが会話ですが、もちろんそれ以外の書き出しの工夫もあります。

音や匂い、目の前に広がる光景など、五感を意識した書き出しです。

「ひゅるひゅるひゅるひゅる、どーーーーーっん」
おなかに響くような音とともに、頭の上に大きな花火が咲いた。

どこからともなく甘い香りが漂ってくる。この香りをかぐと、ああ、今年もまた秋が来たと思う。甘い香りの正体は、私の大好きな金木犀だ。

青、青、青。どこまでいっても青い空と青い海。生まれて初めて、青一色の世界を見た。


小学生には少し難易度が高いかもしれません。
でも、意外とチャレンジしてみたくなりませんか?

まずは会話から、慣れてきたら五感での書き出しにも挑戦してみましょう。

まとめ

ちょっと差のつく書き出しで読み手の心をつかむには。。。

  • 会話のかぎかっこで書き出す
  • 音・色・匂い・景色など、五感を表現して書き出す

書き手のセンスの見せどころです。
いろいろな書き出しにチャレンジしてみましょう!

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ABOUT ME
菅野恭子
筑波大学第二学群日本語・日本文化学類卒。 作文指導に定評のある言葉の森にて指導に携わる。 現在、言葉の森の教材・指導法にてシンクス東品川教室・シンクス上永谷教室・シンクス阪東橋教室で作文教室開講中。 2000年2001年2002年生まれの三兄弟の母。