みなさん、こんにちは。
作文講師の菅野恭子です。学習塾シンクスで作文クラスを担当しています。
作文の体験学習って、どんなことをするの?
今日は、小3の男子がおふたり、体験学習を受けてくださいました。
作文の体験学習ってどんなことをするの?
そう不思議に思う方もいらっしゃると思いますので、今日は体験学習の流れについて、ご説明します。
今日はどんなことをするのかを説明します
まず、教室に着いたら、挨拶をして軽くお話をします。
作文は好き? 嫌い? から始まり、その理由など。
それから、今日はこんなことをしていくよ。難しくないから心配しなくて大丈夫。軽い気持ちでやってみよう! と、指導内容の説明をします。
小1から小3までは、「じゆうなだいめい」ということで、書きたいことについて自由に書いてもらっています。特に思い浮かばない場合はどうするかというと、「きょうのこと」で書いてもらいます。
「今日のことって、日記みたいな?」
ひとりの子がそう指摘してくれましたが、そうですね、日記を書くくらいの軽い気持ちで書いてもらえるとよいですね。
日記と違う点は、日記は自分だけにしかわからない内容でもOKですが、作文は、常に読み手が存在することを意識して、人に伝えるための文章を書く必要があります。
書くための題材集め
さて、ここまで来たら、今日のことで何を書いていくか、題材集めです。
私から、ふたりにいろいろなことを質問しました。
今日のことといっても、朝起きてから体験を受けにくるまで、いろいろなことがあったよね。たとえば、友達やお母さんに、
「ねえねえ、ちょっと聞いて。〇〇がさ、〇〇なんだよね~」
というように、聞いてほしいこととか、教えたいことってなあい?
そんなふうに、聞いてほしいこと、教えたいことがなかったかを引っ張り出すような気持ちで対話を進めていきます。
項目を無理なく書くための対話
今日のふたりは、給食で出た白玉ぜんざいがおいしかったことを伝えたいそう。
これで書くことをしぼることができたので、次は、白玉ぜんざいについてさらに聞いていきます。
- もちもちしてた
- あずきがおいしかった
- おかわりした
- 白玉をこっそり盗み食いした
- モッツァレラチーズみたいな歯ごたえだった
- おいしくないって言ってる子もいた
などなど、たくさんの情報が出てきます。
ひとつひとつをさらに、掘っていきます。
たとえば、もちもちしていただったら、そのもちもちって、ほかの食べ物だと何に似てる?
おいしくないって聞いてどう思った?
などを尋ねるのですが、これには理由があります。
作文を書く際に、項目を重点的に指導していくのですが、その項目を無理なく書ける質問になります。
ちなみに、小1~小3の体験で書き入れる項目は、
- 名前・数字
- 会話
- たとえ
- 思ったこと
です。この項目を書くための質問を投げかけていくので、自分の口から出てきた言葉をもとに項目に取り組むことができます。
作文を書き始めます
さあ、準備ができたら書き始めます。途中、質問したいことが出てきたときや、どうにもわからなくなったときは、いつでも聞くことができます。
添削と講評
そして、書き上げた作文がこちら!
きょうのきゅうしょくはとてもおいしかったです。その中でも一ばんおいしかったのは白玉ぜんざいです。おいしそうだったのでこっそり一口たべてみてとてもおいしかったので一こふやしてみました。白玉がもちもちしていてまるでモッツァレラチーズのようでした。ぼくはとてもおいしくかんじたのですが逆にきらいな子もいました。〇〇〇〇ちゃんは「味もにおいもいやだよねー。」と言っていたので「いやならくれー」と言いたくなりました。もしこれがあずきミルクでアイスがのってたらいいのにと思いました。
どうですか?
これを書いてくれたのは、元気いっぱいな男の子。こっそり一口食べてみたところや、「いやならくれー」というところ、とてもユニークでくすっと笑ってしまいますよね。この子らしさが表れていると思います。
書き上げたあとに、添削と講評をお伝えします。
ここまでで60分くらいでしょうか。
お問合せお申込みはフォームからどうぞ
このような流れで体験学習を進めていきます。
入会されるかどうかは、おうちでゆっくり検討していただいて結構です。
また、保護者の方からのご質問や、どのような勉強の仕方が効果的かなど、私の経験をもとにお答えしています。
作文の勉強が気になる方、まずは体験学習を受けてみませんか?
どうぞお気軽にお問合せください。