受験対策

急がば回れ:都立高入試の200字作文で点を取るコツ

 

都立高校の一般入試では、国語の問題に200字の作文を書かせる設問があります。

設問の内容は、

課題文について国語の授業で発表することになった。あなたならどう発表するか

といったもの。

ちなみに昨年、平成29年度の問題は次のようなものでした。

この200字作文。

配点が10点。100点満点のうち1割です。

この配点を高いとみるか、低いとみるか。

いかがですか?

配点が高いので、確実に取にいってほしいところではないでしょうか。

 

また、採点基準を見ると、高校ごとに配点基準を設定できるようです。

長文の内容を確実に把握できているかを確認するための細かな設定を設ける高校もあるのでしょう。

 

さて、200字作文で高得点を取るコツですが、

まずは、焦らず長文を理解すること。

限られた時間で読むのですから、焦るなといわれても難しいのは当然です。

でも、急がば回れというのは真実で、焦って読み飛ばしてしまう個所があったり、そもそも論点を見誤ってしまっては元も子もありませんよね。

 

そして、テーマに即した自分の体験をピックアップしましょう。

余裕がなければ、真っ先に浮かんだことでOK.。

 

まず、第一段落にその体験を書きます。

与えられた字数が200字ですから、だらだらと書かずに簡潔にすっきりまとめましょう。

 

そして次に、第二段落で意見を書きます。

先に書いた体験とつながりのない意見にならないように。

 

また、長文の内容を読み取れていないと解釈される意見もNGです。

ぱっと見たところ、体験→意見という流れでしっかり書けているようであっても、

内容の齟齬は意外と厳しく見られているようです。

 

かなりボリュームのある文章を短時間で読み解く力、それに加えて記述の力が必要です。

つまり、国語力があるか、というところをチェックしているのですね。

 

文章を読み解く力は、実は一朝一夕には身につきません。

他の教科のように暗記すればOKとか、解法を覚えればOKというわけにはいきませんから。

受験を控え猛勉強した場合、解答を探すテクニックは身につけることはできるかもしれませんが、この200字作文は、「解答を探す」性質のものではありません。根本的な読解力や考える力は、やはり時間をかけて育てる必要があるように思います。

 

この10点の配点を手に入れることができるかどうか、それも、特別に時間を割かずとも対応できるかは、低学年からの作文の勉強がものを言います。

国語力は一生モノです。

高校受験対策のみならず、その後の大学入試対策、就職試験対策にも使えます。

また、社会に出てからも文章を書く機会は多々訪れるでしょうから、生涯言葉を使うことには困らないでしょう。

 

作文の勉強か。。。

やらせてみようかしら。。。

という方がいらしたら、ぜひこちらまで!

 

 

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ABOUT ME
きょうこ先生
2003年より作文指導に携わる。東京(品川)横浜にて対面指導。 現在はオンラインをメインに、愛媛県松山市にて対面指導を行っている。長く続けてくださる生徒さんが多いのが自慢!(平均5〜6年。最長は13年!) 作文がスラスラ書けるようになった、国語の成績がぐ〜んと上がったという声はもちろんのこと、自分の意見が言えるようになった、コミュニケーション力が上がった、親子の会話が増えたなどの声も多くいただく。