みなさん、こんにちは!
作文講師の菅野恭子です。学習塾シンクス(品川・横浜)で作文を教えています。
夏休みの宿題、読書感想文に頭を悩ませている子も多いかな?
早々に片づけてしまった子も、もちろんいることでしょう。
シンクスの作文クラスに通っている子は、感想文の書き方をばっちりマスターしています。
つい先日は、マックのハッピーセットの絵本で感想文を書いてくれましたよ。
こんな短い絵本でも、充実した内容の感想文に仕上がっています。
「え? 絵本で感想文?」
そう思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
今回は、その子がどのような書き方をしていったのか、解説したいと思います。
ハッピーセットの絵本の内容は?
絵本?
というところで、気になるのが内容だと思います。
登場するのは、〇くんと□くんと△くん。
もしかしたら、〇ちゃんと□ちゃんと△ちゃんかもしれません。
みんなそれぞれ形が違うけれど、仲良しというテーマ。
この絵本で感想文を書いてくれた小6の女の子。
人間と一緒だなあと思ったそうです。
感想文の書き方の流れ
感想文の書き方の流れは、おおまかに次のように考えてもらえるとよいでしょう。
- 要約(あらすじを書く)
- 自分の似た体験を書く
- 身近な人から聞いた話 または もし~だったらという想像した話
- 全体の感想をかいてまとめ
今回は絵本のため、要約すると短くなってしまう。。。ということで、状況説明に絵本の要約をつけくわえたらどうかな? と勧めてみました。
人間と一緒だなあと思ったということなので、なにかしら、今までの自分の生活の中で、同じような状況になったことがあるのでしょう。
その状況を導入部分として利用して、うまく要約につなげていくようにしてもらいました。
彼女が書いてくれたのは、
世界にはいろんな子がいる。一人ぼっちの子や、友達といつも一緒の子、内気な子、リーダー的な子。どんな子とも一緒にいられるのがいい。この本のように、みんな違うけれど、みんな仲良く笑顔でいられるのがいい。
という導入でした。
そして、
私にも似た経験がある。
と、第二段落につなげます。
第二段落では、クラスの女子のトラブルについて書いてくれました。トラブルが起きて、それが終息していくときに、みんな笑顔になるという体験です。
第三段落では、もし~だったらという想像した話を書いてくれました。
もし、この世界の人々がみな同じ性格だったら。。。
ということを想像しています。自分の想像から、この絵本の作者が何を伝えたかったのかまでも想像してみました。
そしてまとめの第四段落。
この絵本が子どもの心に伝わるのは、子どもには大人にないナニカがあるからではないか。大人も、こういう本を読めば読むほどナニカを思い出すと思う。この本のように、笑顔はみんないい感じ。その通りだ。
このような内容でまとめてくれました。
コツをつかめれば絵本でも感想文は書けますよ
いかがでしょうか?
立派な感想文になっていると思いませんか?
本のテーマを理解し、自分の似た経験をあげることができれば、充実した内容の感想文が書けます。
毎週の練習で、このコツを理解している生徒さんにとっては、それほど大変なことではありません。
自分の思いや考えをアウトプットする練習を重ねることは、知識をインプットすることよりもずっと賢くなるのではないか。
そう感じます。
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