おすすめの一冊

日本文化を知るきっかけになるおすすめの一冊

「えっ?どういうこと?」

先日のことです。
ふと目に入ったタイトルに驚き、思わずクリックしてしまったニュースがありました。

それがこのニュース。

白いご飯が食べられない…「残念な和食」で育った子どもの実態

目を引くタイトルですが(笑)お米中心の和食文化が崩壊してきていることとそれに関連して起きている問題について書かれています。

具体的に言うと、

食事をまともに作れない母親が増えたことで、一汁三菜に代表される家庭での和食文化が崩壊している。そのためご飯を炊かない、ご飯を食べたことがない若者まで出現している

というもの。

みなさんのご家庭ではいかがでしょうか?
やはり、コメ離れが進んでいるのでしょうか?

小4の三学期(9月から12月)で学ぶ感想文は、お米がテーマです。

富山和子さんの「お米は生きている」という名著から抜粋して課題文としています。

日本人にとってお米とは何か?

日本での稲作の起源からはじまり、米作りや米という存在がどのように今の日本を形作ってきたのかが書かれています。
小学生にもわかりやすく、説明文が苦手な子でも無理なく読める文章です。
自国の文化を知るきっかけにもなる、ぜひ読んでほしいおすすめの一冊。

実は、この課題を指導する際に、似た話の説明が年々難しくなってきたことを感じています。

というのは、コメ離れを実感せざるを得ない言葉が返ってくることが多々あるからです。

似た話が思いつかない子には、お米は日本人にとって特別な食べ物という視点から、次のような問いかけをしてみます。

 ・一粒も残さず食べるよう言われたことはない?
 ・毎日お米を食べている?(主食はお米?)
 ・もしお米がなかったら、何を食べたらよいのか困らない?
 ・パンや麺類ばかりだとご飯が恋しくならない?

指導をはじめた15年近く前は、ほとんどの子がこの内容に賛同してくれました。

しかし、ここ数年では、

「ご飯は夜しか食べない」
「ご飯よりもラーメンやうどんが好き」
「お米がなかったら、ごちそうが食べられるからうれしい」
「毎日パンがいい」

などの答えが返ってくることが多くなりました。

この記事に登場する、ご飯の粒が小さくてどうやって噛んだらよいかわからない中学生は極端な例だとは思いますが、日本人にとってお米が特別なものでなくなる日が来るかもしれないと、うっすら感じることもあります。

お米がどのように日本文化を形作ってきたか、また、なぜお米は特別なのか。

コメ離れ? 別にいいんじゃない?

と思う方にはぜひ、富山和子さんのお米は生きているを読むことをおすすめします。

また、富山和子さんの著書には、日本文化を考察する上でぜひ知っておきたい興味深いものが揃っています。

子どもにはもちろん、大人が読んでも十分楽しめる内容です。

本屋さんには置いていないと思いますので、図書館で探してみてください。

もちろん、いきなり買っても損はないです。断言できます。

「お米は生きている」

「森は生きている」

「川は生きている」

「道は生きている」

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ABOUT ME
菅野恭子
筑波大学第二学群日本語・日本文化学類卒。 作文指導に定評のある言葉の森にて指導に携わる。 現在、言葉の森の教材・指導法にてシンクス東品川教室・シンクス上永谷教室・シンクス阪東橋教室で作文教室開講中。 2000年2001年2002年生まれの三兄弟の母。