みなさん、こんにちは!
作文講師の菅野恭子です。学習塾シンクスにて作文クラスを担当しています。
どのくらいの期間習えば、作文が書けるようになるのか?
保護者の方からいただく質問に、
「どのくらいの期間勉強したら書けるようになるんでしょうか?」
というものがあります。あまり多くはありませんが、15年以上教えてきた中で、確実にいただく質問のひとつです。
結論から言ってしまうと、「長い目で見てください」のひとことに尽きます。
作文の勉強は、知識として身に付ければそれで終わりではありません。
書き方のテクニックを知識として理解したとしても、実践が伴わなかったら上達は難しいのです。
たとえば、計算にしても漢字にしても、反復練習が必要ですよね。そのために何度も何度もドリルを解くわけです。
計算や漢字なら、数分のあいだに何問も解くことが可能です。
でも、作文はそうはいきません。週に1本のペースですから、習得するにはある程度の期間を要することはご理解いただけるかと思います。
お母様の声から 作文上手になっていてびっくり!
先日、作文を習い始めて1年が過ぎた生徒さんのお母様からこのような言葉をいただきました。
「久しぶりに読んだら、とても上手になっていてびっくりしました! ちょっとした物語を読んでいるような気持ちになったくらいです。」
お母様も忙しく、毎回作文を確認することも難しいと思います。久しぶりに読んでみたら、その上達ぶりに驚いたそうです。
習い始めた当初と比べ、目に見えてわかりやすい変化は、字数が増えたこと。
また、文章の端々に、目を見張るような光る表現が増えました。
そしていちばん喜ばしい変化は、出来事の羅列になりがちだった作文が、自分の思いを丁寧に追っているものになったことでしょう。
「ちょっとした物語を読んでいるような気持ち」
というお母様の言葉に、この生徒さんがどのくらい上手になったのかが表れているのではないでしょうか。
作文上達の秘訣は
この生徒さんは1年で確実に成果が見えていますが、個人差もありますので、1年かからない子もいれば、もう少し時間のかかる子もいます。
それまでの言葉への興味や読書体験など、スタート時点での背景も異なるからです。
遅いか早いか、若干の差はあるものの、どの子も確実に力をつけていきます。
書くことを繰り返すほかに、
- 読書を習慣にする
- 対話をする(きちんとした文で、内容について考えることができるもの)
の二点を同時に進めていくと、さらに効果があがります。
この習慣を身に付ければ、一生に渡って錆びない力を手に入れることができると思っています。
作文の勉強に関しては、焦らず長い目で見てあげてほしいのです。
すると必ず、いつのまにかとても上手になっていた! と驚く日がやってきますから。
シンクス作文クラスでは、体験レッスンを随時受け付けています。
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