「先生、テーマとずれちゃうけど、今日はどうしてもこのことを書きたいの。入れてもいいですか?」
いつになくキリッとした表情でそう尋ねてきた小6の女の子。
「このこと」とは……
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ダンスに熱中している彼女。
ダンスのレッスンには、いろいろなメンバーが集い、中には、黒人とのハーフの子もいる。
お父さんはその子について、黒人の血が混じっていると揶揄したり、一緒に遊ぶのを禁じたりする。
そんなお父さんの差別的な発言が嫌でたまらない。
でも、お父さんに反論することができず、嫌悪感を心の中に閉じ込めている。
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ということです。
子どもにとって、ある程度の年齢までは、親の言うことは絶対です。
親の価値観によって子どもの世界も形作られていきます。
でも、自分自身の価値観が芽生えてくると、必ずしも相いれない場合が出てきますよね。
彼女がこうやって、親の言うことに疑問を抱けたのは、成長の証。
とても健全なことだと思います。
作文を書き上げた彼女は、心に秘めていたこの思いを表現することができて
すっきりした
と言いました。
作文は、こんなふうに子ども自身が自分の思いを見つめる機会にもなるし、親にとっても、わが子の成長過程を見つめる機会になると思います。
慌ただしく過ぎていく毎日。
気が付かないというのは楽です。
見ないふりをしてしまうのも楽です。
でも、心の成長には、やはり、じっくり見つめる時間をとりたいものです。
大切なものは、ゆっくり時間をかけて育んだ方がよいのです。
愛って、そういうものじゃないですか?
私は、作文を書くことを通して、子どもたちが自分自身や自分のまわりのことを見つめることができるよう願っています。
ですから、指導では、そんなきっかけになる一言をかけるよう、心がけています。
焦らず急かさず、その子なりの歩幅に合わせて伴走するのが私のスタイル。
単に書けるようになればよいのでもっと厳しく指導して、という方には向かないかもしれませんが、
書く力だけでなく、豊かな心を持ったお子さんに育てたい方は、ぜひこちらまで。
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