指導のひとこま

読み流すのではなく、じっくり考えて読もう:「ミイラは日本にもいる?」に答えられるかどうか

みなさん、こんにちは!

作文講師の菅野恭子です。学習塾シンクスで作文クラスを担当しています。

 

4年生の4月の感想文課題は、「ミイラ取りがミイラになる」ということわざに関するエピソードを読んで取り組みます。

長文は、

ミイラ取りがミイラになるということわざの解説にはじまり、なぜミイラは作られたのか、世界の有名なミイラについてとった話題に触れ、危険を顧みずミイラ取りに行く人があとを絶たなかったのはなぜか、

その理由が述べられていいます。

 

子どもたちにとっては、ミイラといえばミイラ男のイメージが強いようですね。

「気持ち悪い」

が先に来てしまって、じっくり長文を読むことが難しいようです。

 

この長文の指導のときには、こんな質問をしています。

「日本には、ミイラはいるでしょうか? いないでしょうか?」

8割くらいの子から、

「え、いるわけないじゃん」

「いないに決まってるでしょ、日本には」

と答えが返ってきます。

いないと答えた子は、残念ながら、内容が頭に入ってきていないかもしれません。

長文の中に、

日本では、岩手県の中尊寺にある藤原清衡のミイラが有名だ。

という一文があるので、しっかり読んでいれば、

「へえ! 日本にもミイラっているんだね!」

という純粋な驚きがあるものです。

 

しっかり読んでいる子は、感想文の中にも、

「もしミイラを見に行けるなら、中尊寺の藤原清衡のミイラを見たいです」

などと書いてくれます。

感想文で「似た話」や「もし~だったら」の想像した話が書けないという子も少なくないのですが、じっくり読むといろいろな話題があることに気付くはずです。

長文を読むときは、何が書かれているのかをじっくり考えて読むようにしましょう。

 

ABOUT ME
菅野恭子
筑波大学第二学群日本語・日本文化学類卒。 作文指導に定評のある言葉の森にて指導に携わる。 現在、言葉の森の教材・指導法にてシンクス東品川教室・シンクス上永谷教室・シンクス阪東橋教室で作文教室開講中。 2000年2001年2002年生まれの三兄弟の母。