作文の書き方

人権作文、まだ間に合います!まずはテーマ選びから【人権作文に書けそうなテーマ】

みなさん、こんにちは!

作文講師の菅野恭子です。学習塾シンクスで作文を教えています。

 

先日、二日に渡りシンクス東品川教室にて、「弁論大会原稿仕上げよう講座」を開催しました。

テーマは人権。

この人権というテーマ。

何を書いたらよいの?と悩む子が多いテーマでもあります。

先日、中3の子に学校でもらってきたプリントを見せてもらう機会がありました。

人権作文に書けそうなテーマの例が挙げられていましたので、参考までに、このお話をしようと思います。

応募テーマの例

  • 女性に関する問題
  • 児童虐待
  • 障害者に関する問題
  • 外国人の人権問題
  • 性的指向・性同一性障害に関する問題
  • 環境問題(人権の視点から)
  • オリンピック・パラリンピック競技大会
  • 男女共同参画
  • こどもに関する問題
  • 同和問題
  • 疾病(HIV、ハンセン病等)に関する問題
  • 差別問題一般
  • プライバシー問題
  • 職業差別
  • いじめ
  • 高齢者問題
  • アイヌの人々に関する問題
  • 犯罪被害者等に関する問題
  • 戦争や平和
  • 災害に起因する人権問題

 

この一覧を見て、

これなら書けるかも!

そう思えるテーマはありますか?

正直、なかなか難しいのではないかと思います。

テーマを決める際にいちばん重視するのは、自分が体験したことがあるか、です。

これに尽きます。

たとえば、一覧の中の、

  • アイヌの人々に関する問題

を選んだとしましょう。

自分にはアイヌの血が流れているなら書けるでしょう。

いや、調べればいくらでも書けるよ、という人もいるかもしれません。

でも、そこに体験談が入らないと、説得力に欠ける内容になってしまいます。

なぜなら、体験していないことは、どんなに共感しようと、自分のこととして語ることができないからです。

 

というわけで、

  • 自分自身が体験したことがあるもの
  • 自分の体験と関連付けることができるもの
  • 自分ではないが、家族など身近な人が体験したことを同じ場で実感したことがあるもの

という条件で絞っていくと、書けるものは限られてきます。

また、体験したことがあっても、学校に提出する作文に書くのは気が進まないものもあるでしょう。

性同一性障害なんて、そのいい例じゃないかしら。

だいぶ市民権を得てきたとはいえ、年頃の中学生が自分自身のことを書くのは勇気がいりますよね。

そこが難しいところでもありますが、人の目に触れてもよい範囲で選んでいったらよいかと思います。

 

ちなみに、私のとても個人的な話題になりますが。。。

私の父は片足が不自由です。幼いころに車にひかれ、一命はとりとめたものの、かなりの負傷を負った片足は、当時の医療技術では完璧に治せませんでした。戦後すぐの話ですから、命があるだけ幸せだと思え、という時代だったのではないかと想像します。

私にとっては、片足びっこの父があたりまえの姿だったので何も気になりませんが、外出するとその片足をじろじろ見られることがありました。不自由な片足と、人とは違う歩き方を見ているんだ!と子ども心に理解したとき、とても悲しい気持ちになったものです。

また、私のいとこは、ダウン症です。いとこと一緒にいると、やはり多くの人がじろじろ見てきます。興味本位の視線だったり、哀れみの視線だったり、ひどいときには蔑みのしせんだったり……。

このような経験は、さきほど挙げた3つの条件のうち、

  • 自分ではないが、家族など身近な人が体験したことを同じ場で実感したことがあるもの

にあたります。

 

ですから、私は、自分が障害者としての体験をしていなくても、

  • 障害者に関する問題

というテーマで書くことができそうです。

 

こんなふうに、自分の体験をおさらいしてみてください。

すると、自分に書けそうなテーマが浮かんでくるでしょう。

とにかく体験ありきで選んでください。

そのあとの具体的な書き方については、こちらに詳しく書いています。

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ABOUT ME
菅野恭子
筑波大学第二学群日本語・日本文化学類卒。 作文指導に定評のある言葉の森にて指導に携わる。 現在、言葉の森の教材・指導法にてシンクス東品川教室・シンクス上永谷教室・シンクス阪東橋教室で作文教室開講中。 2000年2001年2002年生まれの三兄弟の母。