みなさん、こんにちは。
学習塾シンクスで作文を教えている菅野恭子です。
今日は、梅雨だということを忘れてしまうようなお天気です。
おひさまはきらきらと輝いているし、爽やかな風がそよそよと吹いています。
駅に向かう途中に、くちなしの花が咲いているお宅があるんです。
この季節ならではの楽しみ、通りがかるたびに、ふわふわと漂う香りを楽しんでいます。
ほんの少し近況をつらつらと書きましたが、今日のタイトルにあるとおり、擬態語や擬音語を気持ち多めに使っています。
日本語は擬態語擬音語が豊富
日本語には、擬態語や擬声語がとても多いと言われています。
タイトルのきらきら、ぴかぴかなど、日常よく使うものを思い出してみても、次から次へと浮かんでくるのではないでしょうか。
そのくらい、よく使われている言葉です。
子どもにとっても身近ですから、作文の中に入れるのは比較的簡単。
低学年で学ぶ項目になっていますが、ほかの項目に比べても、楽しく取り組むことができる項目のひとつです。
イメージがぐんと膨らむ
擬態語、擬音語の使い方によっては、読み手のイメージがふくらむ文を簡単に書くことができます。
具体的にみてみましょうか。
食事シーンから
マンガ、ドラゴンボールから食事シーンをあげてみました。
「ご飯を食べる」という行為にも、いろいろな擬態語擬音語がつかわれます。
一般的には、
- もぐもぐ
- ぱくぱく
あたりですね。
大食漢の食事シーンだと、
- ガツガツ
- バクバク
- むしゃむしゃ
あたりがぴったり来ます。
まさにこのドラゴンボールの食事シーンに登場していますが(笑)
一般的な「ぱくぱく」「もぐもぐ」をつかうよりもずっと、雰囲気が出ることがわかりますよね。
おいしい、まずいも自由自在
つぎに、食べ物のおいしさを表現する場合はどうでしょう?
- ぷるぷるのフルーチェ
- もちもちのうどん
- さくさくのミルフィーユ
- ぱりぱりのおせんべい
- かりかりと焼けたトースト
- 肉汁がじゅわっとしみでるハンバーグ
などなど、想像しただけでよだれが出そうになりませんか?
もし、まずかったお話の場合は、
- べちょっとした唐揚げ
- かちかちのハンバーグ
などの擬態語をつけたすだけで、おいしくないということが伝わってきますよね。
このように擬態語擬音語をつかうことで、伝えたいことをより鮮明に伝えることができます。
マンガは擬態語擬音語の宝庫
私は、マンガも読書のうちだと思っている派です。
もちろん、「目指すところはどこか」によっては、マンガ反対という声にも理解できます。
たとえば、東大合格を目指す人に、マンガも読書のうちですよとすすめることはありません。
- 少しでも語彙力を増やしたい
- 現状では、まったく本を読まない
そのような方には、マンガだっていいじゃない? 断然そう言います。
なんといってもマンガは、擬態語擬音語の宝庫なのです。
ありきたりの擬態語擬音語に頼ってしまう子は、新しいネタをマンガで仕入れるのもよいのでは。
擬音語はカタカナ、擬態語はひらがな?
学校教育の現場では、擬音語はカタカナ、擬態語はひらがなで書くという指導がされているようです。
テストでも、カタカナで書くのはどちらか?という問題などで、確認させているようです。
しかし、作文に書く場合は、それほど厳密でなくてもよいのでは。
私の個人的な見解ではありますが、きらきらをキラキラと表現したいときもありますし、ワンワンをわんわんと表現したいときもあります。それが表現するおもしろさだと考えるからです。
テストでは、もちろん学校で習ったとおりに答えなくてはいけませんが、作文に関しては、それもその子の表現だと思っています。
頭の片隅に知識として置いておくだけで、あまりこだわらなくてもよいのではないでしょうか。
どんどん使ってみよう
擬態語擬音語について、いかがでしたか?
さっそく使ってみたくなったでしょうか?
実際に作文に書き入れてみましょう。
使えば使うほど、自分のものになりますよ。