作文の書き方

意見文の書き方【定期テストは必要か】

みなさん、こんにちは。

作文講師の菅野恭子です。学習塾シンクスで作文クラスを担当しています。

 

今日は、意見文の書き方の解説をしたいと思います。

テーマは、「定期テストは必要か」

いかがでしょう? あなたは必要だと思いますか?

数年前のことでしょうか。定期テスト廃止を決定したという公立中学校が話題になりました。中高生にとっておなじみの定期テスト、あったほうがよいのでしょうか、それともなくてもよいのでしょうか。

YESかNOか、論理的に自分の意見を述べることが大事です。

では、書き方を解説していきますね。

書く前の準備

まず最初にやることは、自分の立場を明確にすることです。

あなたは、定期テストは必要だと思いますか? それとも必要ではないと思いますか?

中高生にとっては、心情的には「テストなんていらない!」かと想像できますが、ここは理論的にじっくり考えてみてください。

テストなんていらない! だって、めんどうだしやりたくないし~となるところでしょうが、もしそうなら、だれもが納得する理由を提示しましょう。

そうなんです。ああ、それならテストは必要ないよね、あなたの言い分も尤もですねと、相手が思えるような理論を示せたらよいのです。

どうでしょうか。

テストは必要か、それとも、必要でないか。

あなたはどちらの立場を選びますか?

どうしてそちらを選んだの?

その理由を考えてみてください。また、あわせて、その理由を裏付ける体験を思い出してみてください。

たとえば、

テストは必要だと思うを選んだ場合

その理由は、テストがないと勉強しないからだ。私はいつも、部活で疲れてしまうため、せいぜい宿題くらいしか家で勉強できない。定期テスト前は部活も休みになるので、そのときだけはしっかり勉強することができる。もし定期テストがなくなったら、テスト前の部活の休みもなくなってしまうだろう。

というように、理由と、その理由の裏付けとなる体験を考えましょう。

定期テストは必要だ。⇒なぜなら、〇〇だからだ。⇒以前、私はこのような体験をした。⇒だから、定期テストは必要だといえる。

このような流れにあてはまるように、自分の考えを並べてみてください。

定期テストは不要だ。⇒なぜなら、定期テストの点数はほんとうの実力を示していないと思うからだ。⇒私は前回の定期テストで、ほとんどの教科を一夜漬けで対応した。そのわりになかなかの高得点で有頂天になった。ところが、テストが終わってみると、そのほとんどを忘れている。内申点に直結する定期テストの点数は、真の実力ではないと思う。⇒だから定期テストは不要だと思う。

できれば、このような「理由+体験」を2パターン用意してみましょう。

ここまで用意ができたら、書き始めましょう。

書き方の流れ

ここまでで用意したものを、以下のような構成にあてはめてみます。

  1. 自分の立場を示す
  2. 理由1+体験
  3. 理由2+体験
  4. 反対意見への理解⇒再度自分の立場を示す

まず第一段落で、自分の立場を示します。そして、第二段落と第三段落で、どうしてその立場を選んだのかの理由と、その理由を裏付ける体験談を述べていきます。そして、まとめの第四段落では、反対の意見に対して理解を示しつつ、再度、自分の立場を示します。

つぎのような流れをイメージしてみてください。

私は、定期テストは必要だと考える。

その理由のひとつめは、〇〇だからだ。以前私は、このような体験をした。

ふたつめの理由は、〇〇だからだ。以前私は、このような体験をした。

確かに、定期テストは不要だという声にも納得できる面はある。しかし、以上の理由から、私はテストは必要だと考える。

理由はふたつ考えるように述べましたので、理由1、2と入れていきます。

この構成パターンに合わせていけば、簡単に意見文を作成することができます。

理由と体験が重要ポイント

理由とその理由を裏付ける体験を、自分の考えがしっかり反映されるように考えてみてください。この部分が、内容の充実度を決めるポイントになります。

大事なことは、体験談があることで、提示した理由が説得力を増しているかどうか。理由を裏付ける内容になっていないために、理由と矛盾してしまうケースもあります。

どうしても難しい場合は、その理由を挙げたいと考えたのはなぜか、そのきっかけとなった体験を入れるようにすると間違いないでしょう。

じっくり考えてみてくださいね。

ABOUT ME
きょうこ先生
2003年より作文指導に携わる。東京(品川)横浜にて対面指導。 現在はオンラインをメインに、愛媛県松山市にて対面指導を行っている。長く続けてくださる生徒さんが多いのが自慢!(平均5〜6年。最長は13年!) 作文がスラスラ書けるようになった、国語の成績がぐ〜んと上がったという声はもちろんのこと、自分の意見が言えるようになった、コミュニケーション力が上がった、親子の会話が増えたなどの声も多くいただく。