作文の書き方

受験作文練習用課題【私の夢】

みなさん、こんにちは!

作文講師の菅野恭子です。学習塾シンクスで作文クラスを担当しています。

こちらの記事で、受験作文対策用に練習できるテーマをいくつか挙げています。

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今回は、「私の夢」について書き方を解説します。

★「私の夢」は、中学生はもちろん小学生にも書きやすいテーマです。というわけで小学生にも対応できる内容で説明していきます。中学生は、参考例を自分自身の体験に置き換えて考えてみてください。

★中学生は、常体(~だ、~である)で書きましょう。

私の夢は書きやすい課題

「私の夢」は、書きやすい課題のひとつ。

小中学生のみんなは、それぞれいろんな夢を持っていると思います。

大きくなったら〇〇になってみたいなあ、などの将来なりたい職業や、憧れの〇〇さんに会ってみたいなあ、こんな大人になってみたいなあ、などなど。

「夢」だと思えることならなんでもOK。

「私の夢」の書き方

作文の書き方 私の夢

もし、「私の夢」という課題で作文を書くなら。。。

今回は、将来の夢について書く場合を想定して、書き方の流れを説明します。

  1. 私の夢について 導入
  2. 第1段落を詳しく
  3. 夢に向けてがんばっていること または 親に聞いた話
  4. 夢について まとめ

という形で書くのが、いちばん書きやすいかと思います。

それぞれの段落を詳しく説明しますね。

書き出しはかぎかっこで【第1段落】

第1段落の書き出しは、かぎかっこからはじめてみましょう。

「わあ、きれい! かっこいい!」

私は、去年の夏休みに、生まれて初めて飛行機に乗りました。そのときに、初めてキャビンアテンダントの仕事に触れることができました。お姉さんはとても綺麗で、なんてかっこいいのだろうと思いました。そのときからずっと、私の夢は、キャビンアテンダントになることです。

このように、書き出しを会話のかぎかっこではじめます。心の中のひとりごとでもよいですし、実際に誰かとの会話でもよいです。このような場面でしたら、たとえば、

「ねえねえ、お母さん、キャビンアテンダントのお姉さん、かっこいいね」

「ほんと、素敵よね」

こんなふうに、お母さんとの会話にしてもよいですね。

第1段落は導入にあたるので、それほど詳しく書かなくても大丈夫です。

つぎの第2段落で、さらに深めていきましょう。

どうしてその夢?【第2段落】

さて、まずは会話のかぎかっこではじめた第1段落では、夢についての導入部分しか書いていません。

続く第2段落で、さらに詳しく書いていきましょう。

キャビンアテンダントのどんなところがかっこいいと思ったのか。

かっこいいと思っただけでなく、きっと、どこか自分に向いているからだと感じたのではないでしょうか?

自分のこんなところがぴったりだから、キャビンアテンダントになりたい、そんなふうに話を展開してもよいでしょう。

また、キャビンアテンダントのお姉さんと言葉を交わしたり、優しく対応してもらって感動したり、実際に影響を受けた体験も書いてみましょう。

 私は、とても乗り物酔いしやすいのです。初めての飛行機だったので、酔わないかと心配だったし、思ったよりずっとエンジンの音も大きいし、なんだかこわくなりました。きっと、緊張した顔をしていたと思います。でも、キャビンアテンダントのお姉さんがにっこりと笑顔を向けてくれたので、なんだかほっとしました。それから、まるでひとめぼれしたかのように、ずっとお姉さんを目で追っていました。きびきびとした様子や、だれにでもていねいに接する姿が、ほんとうにすてきだなと思いました。よく見ると、ほかのキャビンアテンダントのお姉さんも、みな、さわやかでやさしくて、清潔で、こんな大人になりたいなと思いました。

いかがでしょうか?

夢をもったきっかけが、はっきりと見えてきましたね。

では、つぎの第3段落に進みましょう。

さらに詳しく、または、ガラッと話題を変えてみる【第3段落】

作文の書き方私の夢

第3段落に書く内容は、

  • 第2段落までの流れを、さらに深める
  • 親から聞いた話など、ガラッと話題を変える

このいずれかをお勧めします。

たとえば、前者の場合、今年、2度目の飛行機を体験して、さらにキャビンアテンダントになりたいと強く思う出来事があったなど、もうひとつ、夢をもつきっかけになった話題をいれるのもよいでしょう。

また、夢ができてからは、今までよりもずっと前向きに勉強に取り組めるようになった、でもよいですね。

後者の、親から聞いた話というのは、このような話題です。

  • 家族には、キャビンアテンダントの仕事は、私にぴったりだから、がんばりなさいと言われた
  • お母さんも子どものころ、キャビンアテンダントになりたいと思ったことがあるそうだ。昔はスチュワーデスと呼んでいたらしい

このように、自分の夢に対して親がどんなふうに応援してくれているか、親はどんな夢を持っていたか、ということを書きます。

第2段落までの流れがガラッと変わりますが、変わることで別な角度から見ることができるので、作文の内容に深みがでます。

また、参考までに、続きをあげておきましょう。

 なんと、私のお母さんも、子どものころにキャビンアテンダントになりたいと思ったことがあるそうです。お母さんが子どものころは、キャビンアテンダントではなくスチュワーデスと呼んでいたらしいです。キャビンアテンダントのほうがかっこいいなと思いました。

「どうしてキャビンアテンダントにならなかったの?」

そうお母さんに聞いてみたら、身長が低くて無理だと思ったからだと答えました。身長が低いと、頭の上の荷物を入れるところに手が届かないからだそうです。私は背が高いほうなので大丈夫なはずです。もう、キャビンアテンダントになるしかないね! お母さんの話を聞いて、そう思いました。

お母さんから聞いた話をもとに、さらに夢に向かう気持ちを表現できるとよいですね。

さて、いよいよまとめ、第4段落に進みますよ。

夢に向けて努力していること【第4段落】

まとめの段落は、夢に向けて努力していることを書いて、結びにつなげていきましょう。

キャビンアテンダントになりたいと思ったら、きっとキャビンアテンダントについていろいろ調べるでしょう。

  • 勉強も必要
  • 健康第一
  • 心も美しく

などなど。自分を向上させる必要があると理解して、前向きに努力しているとしましょう。

 私は、キャビンアテンダントについて、いろいろ調べてみました。図書館でキャビンアテンダントになるには、という本を読んだり、お母さんと一緒にインターネットで調べてみたりしました。キャビンアテンダントになるには、英語が話せたり、学力も必要でした。また、体力のいる仕事なので、健康第一だということもわかりました。だから、今の私は、前よりもずっと前向きに勉強に取り組んでいるし、健康のために好き嫌いもしなくなりました。見た目だけでなく心も美しい人になれるよう、きれいな言葉遣いを意識するようにもなりました。キャビンアテンダントになるという夢は、私を成長させています。初めて乗った飛行機で、私ににっこり笑顔を向けてくれたあのお姉さんのように、素敵なキャビンアテンダントになると、私は決めているのです。

「わあ、きれい! かっこいい!」

初めて飛行機に乗ったときの私のように、子どもに憧れられるキャビンアテンダントになることが、私の夢です。

 

ちょっと高度な「書き出しの結び」という書き方でまとめてみました。

第1段落のかぎかっこを、リフレインのように使っています。

せっかく書き出しにかぎかっこを使い印象的な場面を描いているので、結びにも再度使ってみました。

このように、夢に向かって現在努力していることを述べると、夢に対する本気度が伝わってきますよね。みなさん、きっと、なにかしらの努力をしていると思います。大袈裟に書いてもかまいませんから、ぜひここは、力を入れて書いてみてください。作文は、盛ってなんぼ、大袈裟上等です(笑)

実際、大袈裟に盛って書くと、テンションが上がって、さらにやる気が出るものです。

自分の夢への起爆剤にもなりますから、夢がある子は、ぜひ書いてみてください!

YouTubeでも「私の夢」の書き方について解説しています。こちらもあわせてごらんください!

ABOUT ME
菅野恭子
筑波大学第二学群日本語・日本文化学類卒。 作文指導に定評のある言葉の森にて指導に携わる。 現在、言葉の森の教材・指導法にてシンクス東品川教室・シンクス上永谷教室・シンクス阪東橋教室で作文教室開講中。 2000年2001年2002年生まれの三兄弟の母。