作文の書き方

受験作文練習用課題【読書は大切だと思いますか】

みなさん、こんにちは!

作文講師の菅野恭子です。学習塾シンクスで作文クラスを担当しています。

こちらの記事で、受験作文対策用に練習できるテーマをいくつか挙げています。

今回は、その中から「読書は大切だと思うか」の書き方を解説していきます。

失敗にまつわる題材は、受験作文においてもよく出題されるテーマです。

例をあげてみましょう。

子供の読書活動は、人生をより深く生きる力を身に付けていく上で欠くことのできないものであると言われてます。それではなぜ「読書活動」が大切なのでしょうか。具体的な体験あるいは例を挙げて、あなたの考えを書きなさい。540-600字(都立田園調布高校)

「読書が与えてくれたもの」

(2017年度東京都立中高一貫校(大泉・小石川・富士・武蔵)共通課題)

「本を読むこと」について、あなたはどのように考えますか。題に関連した具体的な体験を盛り込むこと。また高校入学後の学校生活についても触れること。(都立板橋高校)


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読書についての意見や、読書にまつわる体験について書く練習をしておくとよいでしょう。

今回は、「読書は大切だと思いますか? あなたの意見を述べなさい」というテーマで書く練習をしてみましょう。

書く前に準備すること

では、まずは書く前の準備をしましょう。

あなたは読書は大切だと思いますか?

と問われているので、答え方としては、yesかnoのいずれかになりますね。

「私は読書は大切だと思う」「私は読書は大切でないと思う」

このどちらかになります。

一般的に考えても、「読書は大切だと思う」の方が書きやすそうですね。

大切か、大切ではないか、その理由を考えよう

読書は大切か

大切だと思うか、それとも大切でないと思うか。

自分の立場を明確にしたら、なぜ自分はそちらを選んだのか、その理由を考えましょう。

理由その1、理由その2と、ふたつ見つけてみてください。

ここまで準備ができたら、実際に書いてみましょう。

構成はつぎのとおりです。

  1. 私は読書は大切だと思う or 私は読書は大切でないと思う
  2. 理由その1 + 裏付けとなる体験
  3. 理由その2 + 裏付けとなる体験 or 聞いた話
  4. まとめ(今後の展望)

では、第一段落から詳しく説明していきます。

第一段落の書き方 ずばり結論から

今回のテーマのように、「大切だと思う?」と聞かれた場合、答え方はyesかnoのいずれかになると言いました。このような問いには、第一段落で結論を述べてしまいます。

「私は読書は大切だと考える。」または、「私は読書は大切でないと考える。」

という一文を書きましょう。

第二段落の書き方

読書は大切か

第二段落は、自分が選んだ立場をふまえ、なぜそう考えたのか理由を述べていきます。ここでは、ひとつめの理由を述べましょう。

理由が書けたら、その理由に続き、理由を裏付ける体験を添えます。

たとえば、読書は大切だという立場をとったなら、読書が大切だと実感した体験を付け加えていきます。

その理由のひとつめとしては、読書をすることでいろいろな価値観があることがわかるからだ。

というように理由を述べ、実際の体験を添えます。

私は、小説を好んで読むが、登場人物の数だけ様々な価値観がある。共感できるものや、反感を覚えるものなど、多種多様だ。実際に出会って関われる友人の数は、限界がある。だから、読書を通して多様な価値観に触れることは、自分の世界を広げてくれると思う。読書をしていなかったら、触れることのできない価値観も多い。人の数だけ異なる価値観があると理解できると、実際にコミュニケーションをとる際に役に立つと思う。

このように、ひとつめの理由とそれを裏付ける体験を書いてみましょう。では、第三段落に続きます。

第三段落の書き方

この段落では、第二段落に続きふたつめの理由と体験を書いていきます。

書き出しは、

「ふたつめの理由としては、○○だからだ。」や「その理由のふたつめは、○○だからだ。」などでよいです。

そして、理由を述べたあとに体験という流れです。自分自身の体験でももちろんよいですし、周囲の人から聞いた話や、本で読んだ話などでもよいです。

ふたつめの理由は、考える力を伸ばすことができるからだ。本をはじめ、新聞やテレビ、ラジオ、インターネットなど、情報を得る手段はいくつもあるが、その中でも考えを深めるには、読書がいちばんだと思う。読書は、考えながら自分のペースで読むことができる。今の私の生活を考えると、物事をじっくり考える時間は、読書の時間しかない。ネットやテレビから得た情報を、立ち止まって考えることはあまりない。ページをめくる手を止めて、じっくり考える時間を持てるのが本だ。

第四段落はまとめ

さあ、最後の段落です。第四段落では、全体のまとめとなる内容を書いていきます。将来の展望を加えるようにしましょう。

今後の人生に、読書をどのように活用していきたいかを考えてみてください。

また、第二段落と第三段落で述べた理由に関連したまとめになるよう意識してみましょう。

読書をすることで、コミュニケーション力を高めることができるし、自分の考えを深めることもできる。人間にとって読書は欠かせないものだと考える。これからも読書を通して、知識と教養を身につけるとともに、人間性を高めていきたい。

読書について自分の考えをまとめておきましょう

読書は大切か

冒頭で述べたとおり、読書についての出題は少なくありません。

日頃から読書についての自分の考えをまとめておくとよいですよ。

また、あまり読書をしないという人は、これを機に読書に触れてみてはいかがでしょうか。

ABOUT ME
菅野恭子
筑波大学第二学群日本語・日本文化学類卒。 作文指導に定評のある言葉の森にて指導に携わる。 現在、言葉の森の教材・指導法にてシンクス東品川教室・シンクス上永谷教室・シンクス阪東橋教室で作文教室開講中。 2000年2001年2002年生まれの三兄弟の母。