指導のひとこま

「弁論大会原稿仕上げよう講座」 2回目開催しました!

みなさん、こんにちは!

作文講師の菅野恭子です。学習塾シンクスで作文を教えています。

心配していた台風も逸れ、通常通りの朝でしたね。

ゆうべは、明日電車が遅れたら困るなあと思っていたのですが、おかげさまで、東品川の教室まで、スムーズに到着しました。

さて、昨日は「弁論大会原稿仕上げよう講座」を開催しましたが、引き続き今日も、2回目の講座を開催しましたよ。

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今回も人権がテーマ

今日は、中1の生徒さんが参加してくれました。

テーマは昨日と変わらず「人権」です。

学校からもらった構成メモを利用して

中1の子は、学校から構成メモのようなものをもらっていました。

初めて弁論大会の原稿を作成する中1は、学校も手厚く指導しているのかもしれませんね。

その構成メモは、このようなタイプです。

序論ー本論ー結論というような流れになっています。

学校に提出しなくてはいけないものなので、この用紙をもとに、構成を組み立てていくようにしました。

昨日の指導でつかった意見文の書き方をもとに、この用紙の中身に書くことを、さらに分類していきました。

  1. 序論 状況説明→主題
  2. 本論 理由その1+体験談 → 理由その2+体験談
  3. 結論 反対意見への理解→再度主題

ポイントは、どうやって展開させていくか

参加してくれた生徒さんは、「仲間はずれはよくない」という主題と、「友達を大切にしたい」という主題を考えてくれたので、その主題をどう展開させていくかを、対話をしながら考えていきました。

「仲間はずれはよくない」「友達を大切にしたい」

書きたいことはぼんやりと決まっているものの、

じゃあそのあとどうやって書いたらいいの?

という状態でした。

 

そうなんです。

みんな、書き方がわからないからお手上げ状態になってしまうのですよね。

「仲間はずれはよくない」という主題はこうやって広げていこう

参考までに、「仲間はずれはよくない」という主題を決めた子への解説を。

まずは、仲間はずれはよくないと考える理由をふたつ、考えてもらいます。

そして、理由が見つかったら、それぞれの理由を裏付ける体験談を探します。

最後は、反対意見への理解から再度主題を述べるという流れでまとめます。

 

今日は、次のような話題を用いて内容を深めていきました。

  • 仲間はずれをされている側には、深い心の傷が生まれること、それから、自殺にまで追いつめられる子もいること
  • 生まれてきた大事な命を失うことは、本人にとっても、親をはじめ周囲の人にとっても、これ以上ない悲しみであること
  • 仲間はずれのない状態は、ひとりひとりが大切にされる、つまり生まれてきた命を大切に扱うということ

ちゃんと人権というテーマに沿って書かれていますよね。

「友だちを大切にしたい」という主題はこうやって広げていこう

「友達を大切にしたい」という、こちらの主題を考えた子は、主題が決まったものの、どうやって続けていったらよいものか、さっぱりわからないという状態でした。

何を書いたらよいのかわからない場合

体験談も、なかなか見つからない。

というのも、「友達と遊ぶのが好き」のひとことで完結してしまうからです。

そんな中でも、「ひとりでいるのはさみしいから」「友だちとしゃべるのが好き」というふたつが、自分の心の中にあることに気付きました。

さて、このふたつをどうやって深めていくか。

どのように遊んでいるのか、どのようなときに楽しいと思うのか、なぜ友達と一緒だと楽しいのか、ひとりだとさみしいのはどうしてか、鬱陶しいなあと思われるかもしれませんが、根掘り葉掘り聞いていきます。

そこでぽつぽつと語られた言葉は、理由を裏付ける体験談を形にするパーツになります。

どうしていいかわからないという子も、深く掘っていけば必ずネタが出てくるのです。

も~~~、わかんないっ!!!

そう投げ出したくなっている子は、諦めず自分の思いを探してみてください。

ほんとうは、見つけてほしいのだと思いますよ。心の中に隠れている気持ちは。

 

これは、私と生徒さんの対話ですが、書く練習を積んでいくと、自分自身の心の中でこのやりとりができるようになります。

対話の結果

いろいろと対話をし、出てきた単語を紡いでいった結果、このような構成になりました。

主題:友達を大切にしたい

理由その1:友だちと一緒だと楽しいから+ひとりでいるとさみしいから。【体験談】友達とおしゃべりしているときがいちばん楽しい。話すとスッキリするので、なによりのストレス解消になっている。

理由その2:悩んだときや困ったときに助け合えるから。【体験談】部活の仲間に助けてもらったことや、友達の悩みを聞いてあげたこと。

反対意見への理解:友達と遊んでばかりいないで勉強しなさいという声も聞く。

再度、主題:友達と遊ぶ時間は、勉強に負けないくらい学びの時間。コミュニケーションの取り方や、友達を思いやること、相手の気持ちに配慮することなど、人間としての学びをしている。ひとりひとりを認め大切にすることは大事。だから私は、これからも友達を大切にしていきたい。

 

いかがでしょう。こちらも立派に人権がテーマの作文になっていますよね。

自分の意見を主張するには、まず、自分との対話から

自分の意見を主張する。

これは、意外と難しいのです。

特に中学生くらいの場合、親からの受け売りや、テレビで聞いた意見を、自分の主張だと思い込んでしまうことも多いです。

なぜ自分はそう思うんだろう?

いつから思っていたんだろう?

きっかけはなんだろう?

ひとつひとつ、深く掘っていくことで、ほんとうの自分の気持ちや、自分の意見をつかむことができます。

それには、考える機会が必要ですね。

というのも、ふだん、慌ただしく毎日を過ごしていると、なにかを深く考える機会などありません。友達の大切さなど、いちいち考えたりしませんものね。

人権作文? めんどくさい!

こういう思考になるのも理解できます。

私も中学生だったら、

「やだ~、ほんとめんどくさいよね、この宿題!」

と言っていたはずですから。

でも、こんな宿題でもなければ、考えることもないでしょう。

貴重な機会だということもできます。

作文の勉強は文章の書き方を学ぶだけじゃない

ついでに言うと、毎週このような課題に取り組んでいる作文を学んでいる子たちは、賢くなるのも当然。

作文や意見文も、習うより慣れよ、なのです。

習慣という字はおもしろいなあと思います。

習うより慣れよを実践した結果、習慣になるのでしょうか?

考えることが習慣になったら。。。未来のリーダーになれるかもしれません。

作文の勉強をしてみたい方は、ぜひシンクスの作文クラスへ!

随時体験レッスン受け付けています。

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ABOUT ME
菅野恭子
筑波大学第二学群日本語・日本文化学類卒。 作文指導に定評のある言葉の森にて指導に携わる。 現在、言葉の森の教材・指導法にてシンクス東品川教室・シンクス上永谷教室・シンクス阪東橋教室で作文教室開講中。 2000年2001年2002年生まれの三兄弟の母。